突然、グッタリして病院へ行くと歯茎や舌が真っ白でヘマト値が11パーセントで危険

だと言われました。

ステロイド、抗がん剤の投与を3ヵ月余りし栄養価の高い食事やサプリを与え、その

結果、奇跡的に回復しました。

今考えると、ラブラドールは1ヶ月から4ヶ月と言えば体重も4キロ位から20キロ位に

なる物凄い成長過程でしたから、元気になったのかも知れません。

その後、特別大きな病気もなく、7歳を向かえました。

正直、この病気の事も「過去のこと」「再発することさえ知らない」と言う認識でした。

今の様にＨＰも無い時代に、最初にこの病気にかかったものでしたから。

2005年4月　狂犬病の注射の時にファイラリァの血液検査を受け、

ついでに半年振りに血液検査を受け貧血気味、肝臓の数値が高めと言われました。

年齢的に子宮蓄膿症の疑いも出てきたので連休前に避妊手術をすることになりレント

ゲンを取った結果、脾臓が腫れていることが分り摘出。

だその段階では、再発と断定は出来ないと言われ（詳しい検査を出されてマイナス

と来ました）貧血の薬や肝臓の薬を投与しながら様子をみました。

その頃はまだ元気で普通に生活してました。

血尿が出て貧血が進み22パーセントになり再発と言われ、ステロイドの投

与が始まりました。

しかし、思ったほど効き目がなく、ステロイドの回数も増え、お腹もパンパンになり

辛そうになりました。

イムランと言う免疫抑制剤の投与も始まりましたが、目立った効き目もなく数値的に

も平行線でルナも息がだんだん苦しそうになってました。

亡くなる前日・・・

治まっていた血尿がまた出始めていましたし血液検査の結果、ヘマトが19で、前より下がってましたので獣医と相談の結果11日から、「大型犬だから、かなり高額になりますよ」と言われたサンデュミンを使うことに決めました。

　朝いつもの様にトイレと食事をしました。

確かに元気は無くなってましたが、それ程の変化はありませんでした。

10時前、私が会社に行く時に何時もの様に食器にヨーグルトとバナナを入れてやり

「よし！」の掛け声で、すぐに食べ始めるのを、私は横目で見て出て行きます、、、

が、その日は「よし」の掛け声を5回もしても、食べないで、振り返って私をじっと

見てました「ルナ、耳、聞こえなくなったの？食べて良いのよ」って言いましたが食べません。

ただ、ジッと私を見てました。

側に行って、違うおやつを手で口に入れてやったら食べました。

それがルナとの最後になりました。

今考えると、あの時ルナは「お母さん、すぐに行かないで。もう会えないよ。帰った時には私はいないよ。」って言っていたのかも知れません。

そう言えば、亡くなる前日の夜も、時折、起き上がってお座りをしては私達をジッと見ていた事がありました。

私が帰るほんの僅か前に、たった一人で口から血をいっぱい吐いて亡くなってました。

今は色々な思いが日々　心の中に渦巻いています。悲しみ、後悔、空しさ、悔しさ、、、、

でも、一番深く思うのは「ルナに、もう一度会いたい！この手で抱きしめたい！」それだけです。

そして、大切なルナを私達から奪っていった「自己免疫性溶血性貧血」と言う病気が心の底から憎いです。

ラブだけのクラブを5年前に作りました。週末にはいつも集まる大きな公園のラブ達で。

清掃活動、ボランティァ、犬の運動会、ドッグラン作り、ハイキング、川遊び、沢山沢山、一緒に遊びました。

ルナは8歳の誕生日も迎えられずに逝ってしまったけど、

あの子との思い出は、生きた年齢の何倍もあるかも知れません。